新入荷

新しい酒はだいたい週に一度入荷します。
ねらい目は火曜日か水曜日・・・
入り次第こちらで紹介しますのでご来店前に是非チェックしてみて下さい

2012年1月 店主のたわごと

1月26日
江戸で飲まれた酒は「下り酒」とよばれるもので、17世紀頃まで伊丹・池田の名醸地で造られ、馬と船で江戸へ送られた。18世紀以降は今日の灘に酒造りの中心が移った。これは海に近い方が大量輸送には便利だった事、寒造りの安定した技法が開発された事による。当初、江戸への輸送は菱垣廻船によって、他の物資と混載で行われていたが、そのうち江戸積の酒が多くなってきたため酒専門の船樽廻船が誕生するまでになった。


〇日本酒を四つのタイプに分類し、それぞれの料理との相性をあげてみる。

1.熟成タイプ
   このタイプは古酒が代表的ですが、一部純米酒にも該当するものがあります。色調はシェリーのような香気を持ち、程よい苦みと後口の良さが特徴です。老ね香、有機酸、アミノ酸を多く含みます。
料理は、ビーフステーキ、鴨のロースト、ラムステーキ、フォアグラのソテー、スパゲッティミートソース、など。
乳酸の多い肉類、高タンパク質性料理に適する。

次回は、2.香りの高いタイプ。を書きます。
以降、3.コクのあるタイプ。 4.軽快でなめらかなタイプ。と続きます。
専門的な楽しい事を書きますので、期待して待っていて下さい。
参考資料は、秋山裕一先生、小泉武男先生、上原浩先生、古川修先生 著のもの、その他多数です。

1月19日
江戸の人口は100万人と言われている。小泉先生の本には120万人、池波正太郎先生の鬼平犯科帳の説には、160万人住んでいたという。産業革命以来多くの人々が住んでいたという、世界で一番大きな都市イギリスのロンドンは20万人と言われているので、当時の江戸にはそうとうの人々が住んでいたと推測できる。当時江戸では大変酒が飲まれており、年間 一斗(18L)を4個で一樽として、100万樽飲まれていたと言う。子供もいれて一人年間一樽以上である。江戸在中の武士が50万人いたそうで、町人も「宵越の金は持たない」と言っていたそうだから、大変な飲みっぷりであったであろう。江戸近郊の酒は地回り酒と呼ばれ、灘の酒より味は一段と落ちていたそうだが、現在の東京近郊の酒は非常に旨くなっている。屋守などは典型である。是非お試しあれ。また次週!

1月12日

今年初めてのたわごとです。一月はもう一つ歳をとります。お店も今年の7月で丸25年。26年目に突入します。昨年はお陰様で、震災の月以外は悪い波も無く順調に営業させて頂けました。年末、お正月には海外や遠方よりのお客様が沢山いらして下さいました。ありがとうございました。今年も従業員一同頑張りますので、お引き立てのほど宜しくお願い申し上げます。

追記。先日開店から閉店までいらしたお客様が、お会計の際に「高い」と仰っていました。当店は平均客単価五千~六千円ですが、美味しいお酒と肴についつい飲みすぎてしまう方がたまにいらっしゃいます。そうするとポンといい勘定になってしまいますので、くれぐれも呑みすぎにはご注意下さいませ。

1月25日

写真左より
じゅうよんだい
十四代
角新 大吟醸 生
山田錦35% (23BY 新酒)
30002000円/一合 山形
新酒なのですが、見事に調和している奥深い味わい。軽やかなのに深みがあり、花のように香り、心地良い余韻を残してふわりとキレます。このお酒が人間だったら、妬みそねみを買いそうながらも、誰にも否定できず、愛さざるを得ない、完璧な女性… いえ人間を超えた女神ですね。呑んでみないとわかりません。一升瓶一本限り。しかも、いちべえ開店25周年記念の特別価格です。なくならないうちに是非是非!
よろこび がいじん
悦 凱陣
興(こう)
純米吟醸 生 (23BY 新酒)
1000円/一合 香川
新酒ならではのぴちっとしたガス感がありつつ、これぞ凱陣という力強さ。小気味良い酸と、昆布だしが効いたような旨味が充分に引き出されています。日本酒度+8で、ボリューミーでガッツリとコクのある体育会系日本男子。なんとアルコール度18~19ですよ。注意して召し上がれ。こちらは日本酒上級者の方々にお勧めです。
じこん
而今
八反錦
純米吟醸 無濾過生(23BY 新酒)
900/一合 三重
凱陣さんと同じく八反錦のお酒です。酵母も同じく9号系なのですが、こんなに違うんですね。是非とも呑み比べをお勧めします。共通の酸味はありますが、而今さんは透明感のある甘味とフローラルな含み香を持つ華やかな旨酒です。仕事もプライベートも充実している実力派 美人キャリアウーマンといった感じでしょうか。初心者の方々にはこちらがお勧めです。
はくがくせん
白岳仙
あらばしり
純米吟醸 生(23BY 新酒)
800円/一合 福井
粉雪が降りしきっているような濁り酒です。エッジの切れたニヒルな呑み口の後に、しっかりと米の旨味と甘味が沸いてきます。ベタ雪ではなく、深々と降り積もるパウダースノー。ストイックで精神性の高さを感じるお酒です。呑むほどに脳みそが精錬されるような潔いお酒ですが、アルコール度17~18度です。お気をつけて召し上がれ。

どぶろく
富久錦
(23BY 新酒)
900円/一合 兵庫
小さい方口とお猪口で提供いたします。擦りおろしリンゴのような酸と軽やかな味わいとすっきりしゃっきりの食感。これ、何杯でもいけちゃいますよ。アルコール度も低めです。シャーベットのような口直しにもなりますし、適度な酸味が食欲を促し、食中酒としてももってこい。日本酒初心者から上級者の方々までご満足いただけるちょっと珍しい一品です。
1月18日

写真左より
ひわた
日輪田
しぼりたて
純米吟醸 生原酒 蔵の華(23BY 新酒)
800円/一合 宮城
日和田とは、古代神に捧げる穀物を育てた丸い田のことだそうです。そして「お日様」と「田んぼ」の恵みを皆で輪になって楽しんで欲しいという蔵元さんの願いもこもっているとのこと。ほんわかとした良いネーミングですよね。味はというと、ほんわりというよりもかなりしっかりと力強さがあります。大地のミネラルの旨味が広がり、しゃっきりとキレます。
とよか
豊賀
直汲み 生原酒 
仕込み参号(23BY 新酒)
800円/一合 長野
美山錦を55%まで磨いて、長野C酵母で醸しています。酸度1.9.深みある太いボディに綺麗な酸が効いて、エッジのある濃醇旨酒となっています。濃い系派の方々には自信を持ってお勧めします。温まると共に、ぐわぐわと味が湧き上がってきます。燗もお勧め。一杯で幾通りにも楽しめます。
はくらくせい
伯楽星
新蔵新酒
純米吟醸 おりがらみ 本生(23BY 新酒)
800/一合 宮城
淡雪のようなおり絡み。味もしっかりとコクがありながら、透明感があり繊細。酸味が適度にあり、食中酒として最高。肴もお酒もお互いに引き立てあうお酒です。蔵元さんは震災で大きな被害を受け、新しい建物に引っ越したそうです。最新の設備を導入しての新たなスタート。以前よりも更に質の高いお酒になっていますよ。
おくのかみ
屋守
純米 中取り 無調整生
仕込み三号(23BY 新酒)
800円/一合 東京
八反錦を麹米50%・掛米55%に磨いて醸しています。軽やかな甘味とふくよかな香りがあり、かつ屋守さんならではのガツンとアタックのあるお酒です。屋守さんの中では、若干辛めで呑み易いです。綺麗系派の方々にも濃旨系の方々にもお勧めですよ。
かわつる
川鶴
槽場直汲み 讃州オオセト70
純米無濾過生原酒 (23BY 新酒)
800円/一合 香川
まずラベルが素晴らしいです!!レトロなヒゲ文字に鶴をあしらって、今になるととても斬新です。そして味。びっくりします。超甘口を示す「日本酒度-8」ですが、呑み口はキリリとした日本男子。蜂蜜のようなコクや厚みのある深みがありながら、筋肉質に切れ上がっています。これはやみつきになりそう。食中酒としても、お酒だけでも十二分に満足のお酒です。
1月11日

写真左より
じゅうよんだい
十四代
槽垂れ
純米吟醸 生原酒 (23BY 新酒)
1200円/一合 山形
しゃっきりと柑橘系の潔さ。酔っ払って混沌としている頭もすっきりと覚醒されらるような簡潔さがあります。オレンジの蜂蜜漬けのように官能なのに、高貴で清楚。絶妙のバランスの良さを誇っています。実在する女性だったら高嶺の花すぎてとても手が出ませんが、このお酒は1200円で呑めます。ちょっと高めですが、絶対に後悔させませんよ。
ちよむすび
千代むすび
初しぼり
純米吟醸 無濾過生原酒(23BY 新酒)
800円/一合 鳥取
ローファットのミルクキャラメル。時間の経過と共にエスプレッソのショット追加...という感じです。鳥取県産の山田錦と県の9号酵母を使って、蔵元さん独特の味わいを醸し出しています。鳥取県産とはいえ、山田錦と9号酵母でこれだけ独自の味を生み出していることが蔵元さんの力であり日本酒の妙味ですね。呑む楽しみを教えていただいているようです。もっと時間を置くとかなりドライで枯れた感じに変化します。ミルク系からニヒルに。凄いです。
ひたかみ
日高見
感謝の手紙
初しぼり 純米(23BY 新酒)
800/一合 宮城
何度かご報告申し上げておりますが、今回の大震災で多大なる被害を受けながらも、不屈の精神で再興していらっしゃる蔵元さまです。蔵の復旧工事に当たっては、既存よりも高い次元の醸造ができる設備を導入なさったとの事。頭が下がります。このお酒は「感謝の手紙」とラベルにあるように、日本酒を愛飲している方々への恩返しと不屈の精神の証だそうです。日高見さんの持ち味のきりりと酸味が効いて小気味良く辛口のお酒。オーダー頂けましたら、是非とも裏ラベルを読んで下さいね。
らいふく
来福
初しぼり
純米 生 (23BY 新酒)
800円/一合 茨城
地元産の五百万石を花酵母で醸した純米酒です。豊潤で豊満なボディを持ちつつも、フレッシュでエッジが極立っています。来福さんは魔術師のようにあまたの花酵母と米を使いこなして素晴らしいお酒を提供してくださっています。華やかでグラマラスでフレッシュでキリリ。自信を持ってお勧めの旨酒です。
はねや
羽根屋
純米吟醸 生原酒 (23BY 新酒)
富の香
800円/一合 富山
「富の香」という米を60%まで磨いて醸した生々の原酒です。蔵元さん曰く「全ての酒を大吟醸のように醸す。」その言葉どうり、原酒といえども軽やかでまろみがり、どことなく昆布ダシのような旨味を感じます。少し時間が経つと酸が極まってきて、キリリと切れた感じに。その様は公家の女御が小股の切れ上がった姐さんに変身するかの如くです。


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